日の出
川のほとりの同じ場所で、またこの絵を描きました。私の感性も、自然さえも、年々少しずつ変わっていくものだと信じています。友人は途中で絵を切り上げて旅館に帰りました。私が部屋に戻ると彼の絵はもう仕上がっていました。どうしてと聞くと、この季節に何度もこの山を描いているので、もうどこから日が昇るかも知っている、とのことでした。