ソールズベリー
その夜も熟睡できずに、2時半頃には目が覚めてしまいました。これまでの数年間に訪れた英国でのペインティング・ホリデーに思いがめぐりました。今年はこれまであまり絵を描いていないこと、そして近年は活力が低下してきていることを認めざるを得ません。日が昇ったらソールズベリーまで一日写生旅行に出かけようと決めました。上の絵はグレートレイ駅近くの車窓風景です。下のものは、切り株に腰掛けて描いたエイボン川です。そこには母鴨と小鴨たちがいました。一羽の弱ったひよこが仰向けになって残る力を振り絞ってあしゆびで虚空を掴もうとしながら川下に流されていきました。母も子たちも途方にくれた様子、そして私もなすすべがありませんでした。